中々痩せない…糖質制限とカロリーの関係、落とし穴

導入期はうまくいったし、数値を計算したらこの糖質制限ダイエットが体質に合っているから痩せやすそうだし、それなら本格的に減量期にチャレンジ!……したはいいものの、どうも噂通り体重が落ちない!全部気をつけて実践しているのにどうして!?こんな状況に陥っている人はいませんか?実は珍しいことではなく、このダイエットではたまに見かける現象です。

もちろん、全ての人に起きる現象ではありません。ほとんどの人は導入期を超えれば減量期で面白いくらいに体重が減っていくものです。しかし中には、どうしても減量期で体重の変化がストップしてしまうということがあります。最初にこの現象を耳にした時、これはどういうことだ、と私も首をひねったものです。

しかし該当者の話をよくよく聞いていると、共通点があることが分かりました。減量期に体重変化がストップしてしまった人は、圧倒的に摂取カロリーが足りなかったのです。このダイエットは摂取した栄養価を使って体内の糖や脂肪を分解し、排出して痩せていくシステムですので、カロリーが足りなければ当然栄養価も足りず、体重の変化が止まってしまうことは当然と言えば当然なのです。

中には純粋に、主食やおやつを抜いたら摂取カロリーが低くなってしまっただけの人もいます。こんな人は豆腐や卵、他の食材を使って食べる量を増やせばすぐに改善します。早ければ翌日、遅くても一週間以内にはまた体重の変化が始まるでしょう。

しかし問題は、「カロリー制限のダイエットと並行してやったらもっと効果があるんじゃないかしら!」と思い込み、糖質カットだけではなく、カロリーカットまでしてしまう人です。これは糖質制限ダイエットの根本を理解していないわけで、単なる低栄養状態になってしまっているのです。

低栄養状態は、つまりは身体が危機感を覚えてしまう状態ということ。これ以上エネルギーが足りないと健康が阻害されてしまう、と感知すると、身体は生命維持のために「溜め込みモード」に入ってしまいます。体内の糖や脂肪を分解して排出するなんてとんでもない!これは大事な貯蔵分です!と、身体は頑なに糖や脂肪を抱え込んでしまうんです。

糖質制限ダイエット中はカロリーの「上限」はそこまで神経質に意識しなくても良いのですが、「下限」は意識するようにした方が良いでしょう。男性であればやはり1800キロカロリーは欲しいところですし、女性は1600キロカロリー。本当は2000キロカロリー、1800キロカロリーと、ダイエットを必要としない人と同等のカロリーを摂取しても良いくらいです。

糖と脂肪を分解するには身体のエンジンのスイッチをかけなければいけません。必要な栄養が不足していては、そのスイッチは決して入ることはありません。長年カロリーというものに悩んできた人には勇気がいるかもしれませんが、ここはひとつ、騙されたと思って、スイッチを入れるために妥当なカロリーを摂取してみましょう。

カロリーを摂るダイエットがおかしいのではなく、身体が危機を感知するほどのカロリー制限がおかしいのです。カロリー制限のダイエットでも、極端なカロリーカットは良くないと提唱していることがほとんどです。正しい知識を身につけて、綺麗に、何より健康に痩せられるようにしたいですよね。