回復期が一番注意!少しずつ普段の食事に戻していこう

さて、糖質制限ダイエットで一番気をつけなければいけない時期が回復期です。先に説明したように、摂取する糖質量を徐々に増やしていき、通常の食事に近づけて行くことが目的です。この段階が上手くいけば、あなたはこのダイエットの成功者だと胸を張って言えるようになります。ただしここで失敗すると、無残なリバウンドが起きることも悲しい事実。

回復期に入ったら、一日の糖質量を少しずつ増やしていくことになります。その量は5gから始めることが望ましいですね。リバウンドがないように適した糖質量は、一日での合計が250gが理想です。この数字を守れるようになれば、リバウンド知らずのまま維持していくことができる身体になります。

そう、回復期の目的は、導入期、減量期で行ってきた減量効果と並行してこっそり行われていた、体質改善を完成させるところにもあるのです。この体質改善が成功すれば、それこそ今後少し太ってしまっても、すぐに痩せることができるようになります。もうあなたは痩せる方法を手に入れたわけですから、体質を再び変えることなく、基本的なことを守っていれば、あっと言う間に適正体重をコントロールできるようになります。

一日の合計が250gというと、多いのか少ないのか分かりにくいかもしれません。数値としては、糖質制限ダイエットをしていない、一日2000キロカロリーを必要とする体型の人の必要当質量が300gということから、それに対して少し少ない程度であることが分かります。つまり、「普通の食生活の中でコントロールできる量」ということになり、極端な我慢や節制を求められる数値ではないのです。

例えば、ご飯をお茶碗一膳分食べたとします。この糖質量はいくつになるか分かりますか?約55gです。ご飯を一日三回、一膳ずつ食べたとしても165g。理想とされる250gにはまだ余裕がありますよね。他のおかずやおやつに糖質が含まれることも考えると、ご飯だけで随分多いような気がするかもしれませんが、それは「ダイエット前はそれほど余分な糖質を摂っていた」という証明なんです。

ご飯の量を半膳にすれば、まだまだ糖質を摂る余地はあります。これなら普通の定食を頼んでも大丈夫。私は以前に「揚げ物も食べて良い」と言いましたが、ポイントは「衣を全部食べない」ということ。衣にも糖質が含まれていますから、これを食べなかったり、半分にすれば問題ないわけです。ご飯や主食についても同じことが言えます。

回復期でこういった食生活に慣れていくと、その後の維持がとても楽になります。難しく考えることもなく、外食の時も、家で空腹の時も、「あれなら食べて大丈夫、あれはこのくらい食べて平気」とすぐに分かるようになります。

それでも糖質がどうしても少ない、前のようにもっとお腹いっぱいご飯を食べて揚げ物を食べて……と思ってしまう人は、残念ながらせっかく減量した体重も、改善された体質も無駄になってしまうことを覚悟して下さい。

年中カロリーを気にして食べたいものを我慢するのと、少し量を減らすだけで(しかも他のものはお腹いっぱい食べられる)良いこの環境と、あなたはどちらを選びますか?それは回復期、久しぶりに糖質を口にした時に考えることかもしれません。ただ、私でしたら、あれこれ気にして毎日を過ごすより、ちょっと減らして他のものをお腹いっぱい食べられる糖質制限ダイエットを選びますね。

回復期は導入期から頑張った最後の仕上げ。良い結果を出して満足できるように、あと少し、頑張って下さいね!